宇宙ステーションから見た地球は眩しく煌めき、とても美しいものです。しかし光があれば影もあるもの。24時間続く、過剰な電力消費は静かに地球環境に影を落としています。
2015年の世界全体の発電方法は
①石炭(39.2%)
②天然ガス(22.8%)
③水力(16.3%)
④原子力(10.6%)
⑤石油(4.1%)
と、まだまだ再生可能な自然エネルギーの割合は低く未来の資源を借金している現状。2018年現在では太陽光発電の設備コストも下がり一般家庭にも普及し始め、風力発電施設も増設され更に自然エネルギー発電の割合は高くなってきていますが、1人1人の電力消費を更に抑えれば更にサステイナブルな未来を加速していくことができます。
EARTH HOUR(アースアワー)とは
世界中の人々が、同日同時間に電気を消すアクションを通じて「地球の環境を守りたい」という想いをわかちあう世界各地を繋ぐ消灯リレーで、2007年にWWFオーストラリアで始まりました。2017年は過去最多となる全世界で187の国と地域が「EARTH HOUR」へ参加しました。日本では2010年からWWFジャパンが主体となりEARTH HOURをより多くの人たちが環境保全活動に参加して頂く機会の創出と位置づけ毎年実施をしています。 WWFプレスリリースより
SDGsでは特に13に当てはまるアクションです。
WWFジャパンでは60分にちなんだ60個のSDGsアクションをこちらで提案しています。
日本でも3月24日(土)20:30~21:30の1時間、全国の各施設で一斉消灯が行われます!
主な消灯施設
東京タワー
横浜ランドマークタワー
コスモクロック
原爆ドーム
原爆の子の像
東京スカイツリー®
東京駅
レストランデニーズ全店
東山スカイタワー
岐阜城
福岡タワー
クロスランドタワー
通天閣
アサヒグループ本社ビル
スーパードライホール「炎のオブジェ」 など
それに併せて「東京スカイツリータウン®」「横浜各所」「広島平和記念公園」でイベントも行われてます。ちなみに横浜、日本丸訓練センター第1会議室で15時から行われる「アースアワーの日に”サステナブル”を考える・”つながる”トークセッション」にはOxygen編集長の雨宮も登壇します。
地球のことを考える時間はもちろん大事ですが、この1時間は「陰翳礼讃の美しさ」を味わうチャンスです。都会にいると夜になっても暗闇が訪れないことがありますから、3月の夜の闇を見つめ、静寂を探し、風が触れる肌を機能させましょう。幸せは得るものでも培うものでもなく気づくものです。ないものねだりからあるものみっけへ、24日20時半からの1時間はみんなで、地球と居る今ここを存分に楽しめますように。
この1時間にもし豊かさを感じたのならば、毎月第三日曜日は「陰影礼讃デー(Sunday)」として「電気のない豊かさ」を感じてみる日をつくってみるのもいいかもしれません:)
EARTH HOUR公式サイト
https://www.wwf.or.jp/campaign/earthhour/#menuList01